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「瞑想」で“心のゆらぎ”に気づく

こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのロサリオです。

スポーツの世界やビジネスにおいてはメンタルヘルスやストレスマネジメントなどにも取り込むなど世界的にも大きな注目を集めている「マインドフルネス瞑想」。この言葉を耳にされている方も多いと思います。
マインドフルネスとは「今この瞬間の自分の体や気持ちの状態に気付ける、心の在り方」のこと。
「瞑想」と一口に言ってもさまざまな瞑想法がありますが、マインドフルネス瞑想の練習法のひとつに「呼吸の瞑想」というものがあります。
椅子や床に背筋を伸ばして座り、目を閉じて自分の呼吸に注意を向け、雑念が湧いたら、そのこと自体を観察し、自身の感情や思考に気づいてから呼吸にまた注意を向け直す、というもの。
継続的に行うと、ストレスから解放され、集中力が増し、ポジティブな感情をもつ時間が増えることが科学的にも明らかになっています。

とはいえ、日々慌ただしく過ごしていると、静かな時間を持つことはなかなか難しいですね。
かくいう私も「瞑想」に苦手意識があり、師から指導していただいてもなかなか続けられないという日々でした。一見、簡単に思える瞑想もすぐに雑念が浮かび上がり、それを“ただその思考や感情を流す”ということがとても苦しく感じるのです。
しかし、苦手ながらも少しずつ取り組んでいく過程で、私の中に「完璧な瞑想のかたち」があるはずだという思い込み、集中できないことや意識がそれてしまう自分を責める気持ち、感情と思考にとらわれコントロールしたい思いなどがあることに気がついたのです。

ありのままの呼吸を感じる。この瞬間だけをみる。

それからは、しっかりと瞑想の時間が取れなくても、堅苦しく考えずに向き合うようにしています。
例えば、電車を待つ間や乗車している時、自分の呼吸に注意を絞ってみたり、歩く時に自分の足裏に意識を向けてみる。掃除も料理など家事も動作に専念をしてみる。お気に入りのお茶を丁寧にゆっくり味わう。
ひとつのことに集中し、それが終わったら次のことに集中していく。
五感を研ぎ澄ませ、丁寧に心をこめて取り組む。
日々の生活に気が付いた時にそれらを取り入れることも瞑想のひとつであると思っています。

日々の生活の中で“リセットする力”、“穏やかな心”を養う

心がざわつく、イライラする、気分が滅入るなどの心の“ゆらぎ”。
私たちは悩みや苦しみの解決に執着すればするほど、解決できない葛藤に苦しむことになります。しかし、悩みの大きさは同じでも向き合い方や感じ方が変わることで相対的にそれが小さくなっていきます。
「自分を観察する」というセルフケアを通じて、瞑想は気持ちをリセットする力、振り回されない穏やかな心を育むことにつながるでしょう。

過去や未来ではなく「いま、ここ」に意識を向け、ジャッジをせずに「気づくこと」。
それはすべてを受け入れること。

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